萬精院は和歌山西国三十三か所の21番霊場です。
宗派は真言宗で山号を「東曜山」という高野山真言宗の寺院です。
萬精院は桃山時代の豊臣秀頼が命じて作られたものです。
古くは口須佐村にあり、中世の兵火(紀州征伐と推測)により焼失しました。
江戸時代に至って、1626年に朝秀上人が現在地に再興して
中興の祖と言われています。
再興時は和歌山城の鬼門として隆盛を誇り、広大な境内に本堂、
多宝塔、大師堂、行者堂、阿弥陀堂等が点在していました。
しかし、1945年の戦災で大半の伽藍が焼失し、
梵鐘(1614年の刻銘)と金仏(江戸末期)は焼け残り、
戦後に本堂は再建されました。
庭木が丁寧に剪定され綺麗です。
一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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