大阪府貝塚市澤[八品神社(やしなじんじゃ)]までツーリング
八品神社は貝塚市の特産品「和泉櫛」発祥の地、澤地区にあります。
全国の櫛商店の名が見られます。
「八品神社由来記」によると、欽明(きんめい)天皇の時代(531年~571年)の
創建と伝えられています。
1909(明治42)年に南近義神社に合祀(ごうし)されましたが、
この時、社殿はそのままで残されました。
社殿には奉納された櫛絵馬が掛けられ、境内には石造の櫛塚が建てられています。
近義櫛(つげ櫛)は古代からこの地域の特産物で、平安時代後期に
藤原明衡(あきひら)が著した「新猿楽記」に「和泉櫛」として紹介されています。
中世には宮中などに多くの櫛が納められ、櫛職人が全国へ販売に
出かけていたことが知られています。
明治以降、セルロイド製の櫛が出回り一時木櫛は衰退しましたが、
木の持つ温もりとその品質の良さが見直され、現在は貝塚市の
特産品の一つとなっています。
車で参拝の際は駐車場はありませんでした。
↓地図↓
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