和歌山市六十谷[射矢止神社(いやとじんじゃ)]までツーリング
社伝によれば、神代の昔に五十猛命とともに天香山命と一言主命が紀伊国に天降り、
名草山において「伊野止社」と称して崇められていたが、
雄の湊(現和歌山市雄湊地区)に寄航した際に、
日の御神が一言主命に命じて矢を射させ、その矢がこの地に落ち止まったために、
皇后がその矢を拾って「射矢止八幡宮」を創祀、
国家鎮護の神として崇めるようになったという。
またかつては鳥居の傍らに「桜の井」という湧泉があり、
役小角が当神社を信仰して顕密の法を修練したところであったという。
当神社境内や周辺畑地に弥生時代の遺跡があり、
石鏃や土器が出土しているので、鎮座地六十谷が古くから開けた地で
あったことは分かるが、当神社との関係は不明です。
『紀伊国神名帳』名草郡地祇30社中の「従五位下 伊野土神」と見られ、
近世には「伊也土神社」と呼ばれたほか、「いや大明神」、
「射矢八幡」、「射矢止八幡宮」などとも称されました。
神社は整備されており綺麗です。
社殿背後には推定樹齢300年の楠樹があります。
車で参拝の際は境内に駐車しておけます。
↓地図↓
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