大阪府泉佐野市長滝[蟻通神社(ありとおしじんじゃ)]までツーリング
元の境内は、熊野街道(紀州街道)沿いにあり、紀貫之の物語をはじめ、
多くの故事伝承があることで知られています。
蟻通神社には伝説があります。
昔、紀貫之が紀の国から引き揚げる道中うっかりと蟻通明神の神域に
騎馬のまま乗り込んだため、急に馬が斃れてしまうという神罰を受けます。
神の怒りを悟った貫之はとっさに「かきくもり あやめもしらぬ おほそらに
ありとほしをば おもふべしやは」(二重の意味を読み込んだ歌で、
曇り空に星を思う(有りと星)というのが表の意味、
もう一つは「蟻通」明神とはつゆ知らず、それゆえ怒りを買ったことを
謝罪する意味)と詠み、神は心を和らげて馬を復活させたといいます。
のちに世阿弥がこの故事を素材に能曲「蟻通(ありどおし)」を
「雨中夜詣(見立て蟻通し)」としても取り上げられています。
社伝によれば第9代の開化天皇の御宇勧請により、弥生時代中期にあたる紀元93年に、
五穀豊穣・国土開発を祈る目的で祀られたのが始まりです。
六社明神です。
北と南に鳥居がありました。
車で参拝の際は駐車場があります。
↓地図↓
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